いつの間にかバラ苗が増えて、17種類になっていました。さすがに混乱しそうなので、ネームプレートを使って整理することに。
まだ何もない静かな早春の庭に立てられた、たくさんのネームプレート。初夏からの明るくにぎやかな風景を想像させる、希望の立て札です。
芽を出したばかりの小さな株に「君はこれね」と一つ一つ名札を配るのは、学校のクラスの風景のようでもあり、それから、まだ何事もなしていないと思い込んでいる人に、未来の目標を打ち立てて「大丈夫、できる。花は必ず咲くよ!」と励ます行為のようでもあり。
これは自分自身にも言っているのかもしれないな、と思いました。目には見えないけれど、植物たちはたった今も、陽の光を浴びながらじっくり地下に根を張り、身体中にエネルギーをみなぎらせて、新しい芽を出している。ここからどんどん若葉が育って枝を伸ばし、それぞれにきれいな花を咲かせるはず。力を蓄えて、次に進もう。きっと大丈夫。みんなも、自分も。
庭いじりを始めたのは9ヶ月前。きれいな花が咲くまでを見守る、初めての季節がやってきます。
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