代わりのきかない時間

更新日:6月7日

久しぶりの投稿です。


この春、家族が続けて体調を崩し、ほぼ2ヶ月にわたって断続的に世話をすることになりました。自宅を離れて泊まり込む日も続き、ほとんど仕事もできず焦りの中で過ごしましたが、一方で、とても大切なことを学んだ数ヶ月となりました。



ずっと元気だった人でもみるみるうちに弱ることがあるということ。打ちひしがれている人への話しかけ方。ぎりぎりの状態では、代わりがきくことときかないことをきちんと分けて物事を進めることの大切さ。


これまで全く縁がなく、何も知らなかった医療や介護業界のこと。有能で心優しい方々にたくさん出会い、本当にお世話になりました。若い人も多く、みんな実に優秀で素晴らしい人たちでした。


子どもがいないので、これまで自分と仕事のことだけにかまけていればよかった私ですが、ちょっと大げさに言えば、ほぼ初めて自分でコントロールできない事態に直面することになりました。でも、これは誰もが通る道だし、きっと短いながらも、代わりのきかない時間のはず。人生の修行だと思って臨もう。そう思いました。


状況がある程度落ち着いた今、不思議だなと思い出すのは、ピンチの状態でもめげずに解決策を考え続けることが、変な言い方ですが、何かちょっと楽しかったような記憶があることです。


一刻を争うのに入院先が見つからず、右手に携帯、左手に設置電話を持って交互に会話していたような日があったのですが、そんなときもなんだかアドレナリンが出ていたような感じ。2週間で5kgくらい体重が減っていたので、それなりのストレスは受けていたと思うのですが。


身内を褒めるのもなんですが、妹の有能さにも驚くことになりました。私は勢いはよくても詰めの甘いところがあるので、冷静沈着でリスクマネジメント能力の高い妹がいて本当に助かったのです。普段はアホな会話しかしないけれど、いざとなると私の手に余ることを一手に引き受けて着々とこなしてくれました。


時々自宅に戻ると、ほとんど世話ができなかったにもかかわらず、庭のバラが元気に育ってたくさん蕾をつけていました。子犬時代真っ盛りの愛犬の無邪気さにも癒されながら、少しずつ状況も好転していき、仕事に戻れるようになりました。


それが、この春の出来事でした。非常にプライベートな話になってしまいましたが、ちょっと特別な体験だったので、ここに記しておきます。


仕事面ではかなり遅れをとってしまいましたが、これから必ず巻き返します。さあ、ペースを取り戻さなければ!