小さな庭で育てている17株のバラが、5月前半に開花シーズンを迎えました。
冬の間にアーチを設置してつるバラを2種類誘引してみたのですが、剪定が下手すぎて、花が上の方に集中してしまいました。「花笠音頭アーチ」ですね。向かって左側のアプリコット色のバラは、昨年小さな苗で買ったアウグスタ・ルイーゼ。牡丹のような花びらたっぷりの大輪です。
アーチの右側、ワインレッドのバラはギー・サヴォア。落ち着いた赤と、夏の果実とバニラが一緒になった、フルーツタルトのような香りがお気に入りです。
トレリス仕立てにしたダム・ドゥ・シュノンソー とラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイ。昨秋から長く伸ばしていたつるを、冬にくねくねと曲げて適当に誘引したら、あちこちから芽が出てきて先端が全部蕾に。新しいシュートもどんどん出てくるし、生命力がとても強いです。
陽気なオレンジと朱色のツートーンのグリマルディはとても好み。小さな株にたくさん花をつけました。庭に出て世話をしていると、よく子犬がこちらを見ています。
雨が続いてすぐ終わってしまったけど、ナエマやビエ・ドゥも香りの良い淡いピンクの花を咲かせました。今はオベリスクで育てていますが、来年はアーチ仕立てにしようとたくらんでいます。
摘んだバラをブーケにして近所の仲の良いお友達に何度か届けたら、とても喜んでもらえました。シーズンの最後の方は雨で花びらが少し傷んでしまったので、毎朝少しずつ摘んで、花瓶に活けて楽しみました。写真はギー・サヴォアと、コロンとした愛らしい形のペッシュ・ボンボン、小ぶりでマカロンみたいな、その名もピエール・エルメ。
庭に蚊が出てくる前のほんの短い間ですが、こんなことも楽しめるようになりました。冷えた白ワインがおいしい季節になりましたね。
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